“結束力”で掴んだ甲子園 横浜高の前主将、アクシデント乗り越えた仲間との絆
『結束力』と書かれたチームTシャツを手にした横浜・玉城陽希主将【写真:大利実】2年の夏に起きたアクシデント…練習に参加できなかった時期も
今夏の甲子園で、選手宣誓の大役を務めた横浜高校の前主将・玉城陽希。宣誓では、「これまで怪我で思うように野球ができず、グラウンドにさえ立てない時期もありました。また、チームをどうまとめていくかと悩むこともありました」と口にした。2年秋の大会後、キャプテンはグラウンドから離れざるをえない苦しい状況に置かれていた――。
2年夏、保土ヶ谷球場で行われた神奈川大会3回戦の横浜対神奈川商工。ファーストを守っていた玉城は、フェンス際のファウルフライに体ごと突っ込み、フェンスに激突した。
この時はすぐに起き上がり、試合に復帰したが、数日後、再びアクシデントが起きた。守備練習で打球を追った時にランナーと激しく接触。短期間に2度、頭部に激しい衝撃を受けたことで、しばらくしてから脳震盪の症状が出るようになった。夏の甲子園や秋の県大会は、薬を飲みながらプレーしていたが、それ以降は治療に専念した。