ダルビッシュが「今季最高級の投球」 相棒絶賛の変幻ぶり「9球種全て織り交ぜた」
バッテリー組んだノラ「速球がとても素晴らしかった」
パドレスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、本拠地でのフィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発し、7回3安打7奪三振2失点の好投を見せた。打線の援護なく敗戦投手となったが、バッテリーを組んだオースティン・ノラ捕手は絶賛。「今季最高レベルの投球だったと僕は感じた。9球種全て上手く織り交ぜることができた」と唸った。
3回2死まで無安打投球。変化球狙いを打者の裏をかくように、この日はフォーシームが走った。ノラも「速球がとても素晴らしかった。カーブやスプリットをうまく混ぜながら投げられていた」と強調。ダルビッシュにとってはポストシーズン3連勝を逃す形となったが、本拠地のマウンドでエース然たる姿を見せた。
4回1死から昨季のMVPハーパーに先制ソロを被弾。外角高めのツーシームをとらえられ、ダルビッシュ自身は「ちょっとあればびっくりでしたね」と驚いた。結果的には決勝点となったが、ノラも「悪くないツーシームだった。いいスイングだった。悪い球だとは思わないよ」と言い切った。
重要な第1戦は落としたものの、フィリーズに強烈なインパクトを残したのは間違いない。4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ。ダルビッシュに雪辱のマウンドに向けて調整を進めていく。
(Full-Count編集部)