大舞台でも“変化”を恐れぬダルビッシュ 好投の裏にあった「数センチ」の微修正
「中3日でも中4日でも、どっちでも対応できるように」
気負うことなく「レギュラーシーズンのホームゲームだと思って準備をした」という一戦で、フォームの微修正や軸足の踏み位置の変化といった“ダルビッシュらしい取り組み”を封印することはなかった。
7回戦制(4戦先勝制)の同シリーズで、1つの負けが明日を大きく左右する戦いはここまでの道のりと変わらない。後がなくなれば、場所を敵地のフィラデルフィアに移しての第4戦(同22日)、または第5戦(同23日)での登板もあり得る。仮の問いかけにも、ダルビッシュは、強い気持ちを前面に出し、こう言い切った。
「中3日でも中4日でも、どっちでも対応できるように。自分はもう36歳ですし、いつ体が壊れて引退しても全然大丈夫だと思って投げているので。チームのためにちゃんと準備をしたいと思います」
会見を終えた右腕は、クラブハウスを出ると、通路際で待つ家族とともに球場を後にした。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)