逆輸入、国立大、28歳、軟式野球部… 今ドラフト注目、“異色の経歴”選手たち

軟式野球部出身も候補、四国明治・赤尾侑哉投手に注目

 学校初のNPB戦士誕生の期待がかかる選手もいる。沖縄大の150キロ右腕・仲地礼亜投手もその一人。中日が19日の1位指名を公表した。小樽商科大の身長195センチを誇る大型内野手、山保(さんぽ)健太郎内野手も、同大学初のプロ選手になるかもしれない。埼玉の名門・山村学園の強打者、坪井蒼汰内野手も指名されれば、高校初のことになる。

 今年は軟式野球部出身の投手もリストアップ。四国明治の軟式野球部・赤尾侑哉投手が夢を叶えるかもしれない。坂出商(香川)から関西国際大を経て、四国明治へ。大学では巨人の大勢投手と同級生だった。指名となれば、軟式の野球人に大きな夢をもたらすことになるだろう。

 そして、エンゼルス・大谷翔平投手の活躍でクローズアップされた二刀流選手の今後も楽しみだ。日体大の矢澤宏太投手はチームでは4番を務め、脚力も魅力。甲子園を沸かせ、U-18侍ジャパンの一員としてW杯に出場した近江高・山田陽翔投手もチームではエースで4番。こちらも指名された場合、どのような選択をするのだろうか。

 その他にも3年前の“指名漏れ”から力をつけた西濃運輸・林優樹投手、社会人6年目、28歳でプロ入りを目指す東京ガス・臼井浩投手らが運命の時を待つ。経歴は“異色”でも、指名されれば同じ境遇の選手たちの大きな励みになる。今年もいくつものドラマが生まれそうだ。

(Full-Count編集部)

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