阪神は高松商・浅野を外すも「最も特徴的」 専門家が読み解く各球団の指名戦略

中日は俊足野手4人を指名「正遊撃手が決まらない中、京田らと競わせるのでは」

 中日はドラフト1位で即戦力の沖縄大・仲地礼亜投手を指名すると、その後は明大・村松開人内野手ら俊足の野手4人を集めた。やや偏った指名にも見えるが「立浪監督も自分の目で見て、評価した選手もいる。正遊撃手が決まらない中、京田らと競わせるのではないでしょうか」と語る。

 近年に比べ、今年のドラフトは“本命不在”とも言われていた。支配下の指名も昨年の77人から69人に減少。「ちょっと谷間の世代だったかもしれないが、実際にプレーして何年後かにならないと正解は分からない。こういった年ほど、スカウトの腕の見せ所になる」と野口氏。

 2022年は各球団がリスク回避で1位指名を公表する異例のドラフトとなったが、結果が出るのは数年後。チームの“顔”となる選手がどれだけ現れるのか、注目したい。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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