500億円&454億円男は金額以上の「価値がある」 批判乗り越え称賛受ける大物コンビ

パドレスのマニー・マチャドとフィリーズのブライス・ハーパー(左から)【写真:Getty Images】
パドレスのマニー・マチャドとフィリーズのブライス・ハーパー(左から)【写真:Getty Images】

2019年2月にハーパーは13年499億円、マチャドは10年454億円で契約した

 ダルビッシュ有投手が所属するパドレスとフィリーズが激突するナ・リーグ優勝決定シリーズは、1勝1敗で21日(22日)に第3戦を迎える。ともにワイルドカード(WC)シリーズから勝ち上がり、パドレスはマニー・マチャド、フィリーズはブライス・ハーパーが打線を牽引する。米メディアはこの2人のスーパースターに注目。2018年オフに大型契約を結んだ2人は厳しい目を向けられた時もあったが、今回の活躍で「価値を証明した」と称賛している。

 2019年2月、ドジャースからFAとなったマチャドは10年3億ドル(約454億円)でパドレスと、ナショナルズをFAとなったハーパーは13年3億3000万ドル(約499億円)で契約した。米全国紙「USAトゥデイ」によると、2人は1992年生まれで、2010年にドラフト指名され、2012年にメジャーデビュー。超大型契約を結んだ2019年以降、マチャドは打率.280、108本塁打、OPS.855をマークした。今季はパドレスを1998年以来のナ・リーグ優勝決定シリーズに導き、MVP投票のトップ3以内に入ると予想されている。ハーパーもこの4年間で打率.282、101本塁打、OPS.940を記録し、昨季はMVPを受賞した。

 記事は「それぞれの地域で愛され、クラブハウスのリーダーを務め、フィールド上でスターとなり、これ以上ないほどにうまくいっている」と2人を評価。「彼らは球団にとって価格に見合った、いやそれ以上の価値がある」と絶賛する。マチャドの代理人、ダン・ロサノ氏は「両選手にとって完璧にうまくいったと思っているよ、本当に」と述べ、ハーパーの代理人、スコット・ボラス氏も「極めてうまくいったよ」とコメントしている。

 米メディア「CBSスポーツ」も、2人が「自らの価値を証明した」と称賛。チームの柱となり、ポストシーズン進出に貢献したとし、「契約のサイズを考えれば、いつでも否定論者が列をなすだろう。今回はこれらの否定論者の嘲笑こそが皮肉を受けるに値する」と論じている。大型契約を結んだ直後の2019シーズンはともに序盤に苦しみ、厳しい声が寄せられたこともあった。しかし今はチームを牽引する2人に対して称賛の声であふれている。

(Full-Count編集部)

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