「投げられない可能性もある」 オリ山本が2被弾&緊急降板、苦戦した“神宮のマウンド”
山本が投じた全64球中、ストレートは24球「マウンドが合わなかった影響も」
シーズンで見せた“無双”とは程遠かった。神宮での登板は2018年6月の交流戦以来で先発はプロ初。神宮のマウンドを苦手にしている投手は多く、山本にとっても“不慣れ”な場所だったかもしれない。序盤からボールが高めに浮く場面もあり、思い通りの投球内容ではなかった。
実際に山本が投じた全64球中、ストレートはわずか24球。野口氏は「マウンドが合わなかったため制球、ボールの力にも影響したかもしれない。普段通りに足を使って投げられず、上半身で投げることで脇腹がつる可能性もあります」と指摘する。
「オリックスにとっては不安の残るスタート。山本にアクシデントがなく、ただ打たれたなら『次はやってくれる』と思える。ですが、あのような降板はチーム全体にも多少なりとも影響は出るかもしれません。大事に至らないことを願うばかりです」
エースでまさかの初戦を落とした中嶋オリックス。昨季のリベンジ、そして26年ぶりの日本一に向けて苦しいスタートになった。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)