崖っぷちヤ軍は「最悪の状態」 米メディア辛辣「あまりに見苦しい」「奈落の底」

不振に陥っているヤンキース打線の大黒柱アーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
不振に陥っているヤンキース打線の大黒柱アーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

3戦連続2桁三振、計41三振の屈辱…0勝3敗と後がなくなった

■アストロズ 5ー0 ヤンキース(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間23日・ニューヨーク)

 ヤンキースは22日(日本時間23日)、本拠地で行われたアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に0-5で敗れ、対戦成績は0勝3敗と崖っぷちに追い込まれた。米メディアや地元メディアも、この惨状に辛辣だ。

 米「ヤフースポーツ」は「低迷するヤンキース打線はこのシリーズで散々だが、この日はさらに最悪の状態に陥った」とバッサリ。米全国紙「USAトゥデー」は「第3戦、アストロズが覇気のないヤンキースに勝利」との見出しで「ヤンキースにとってあまりに見苦しいポストシーズンになっており、2回の段階で(ファンはすでに打撃不振のアストロズの)アルトゥーベをブーイングすることさえ忘れてしまったようだった。ファンはそれだけショックを受けていたのだ」と嘆いた。

 第1戦から17三振、13三振、11三振と3試合連続2桁三振で、計41三振の屈辱。ヤンキースの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「ジャッジの夢のシーズンが10月の悪夢に変わる」と危惧。「レギュラーシーズン中に大量に出たHRは、ポストシーズンはブーイングに姿を変えている」と指摘した。ジャッジはこの日も2三振を含む4打数無安打。「チーム1の選手がこの瞬間に立ち上がることだ」と復調を願った。

 またシーズン101勝のメッツに続いて、99勝のヤンキースも姿を消してしまいそうなことに「大いに期待したニューヨークの野球シーズンは竜頭蛇尾に終わるのか」と両チームの失速に不満の様子。「何度も追い上げを阻まれた末に10月に敗退することになるのだろうか。そうではないと言ってほしい。だが、そうなのだ」「フラッシング(メッツの本拠地エリアの地名)でもブロンクス(ヤンキースの本拠地エリアの地名)でも、ポストシーズンではブーイングが悲しいサウンドトラックになっている」「我々は瀬戸際にある。奈落の底だ。まだ冬が来るのは早い」などと悲痛な言葉が並んでいた。

(Full-Count編集部)

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