大谷翔平を伸ばした“ドリル”を小中学生にも 元日ハムトレーナーが都内にジム開設
トレーニングの後に打ち、投げることで変化を実感しながら成長
日本ハムと巨人で、トレーナーやコーチを務めた白水直樹(しろず・なおき)氏が23日、東京都文京区にトレーニングジム「PROGRESS Sports Performance Lab.」をオープンした。大谷翔平投手(エンゼルス)やダルビッシュ有投手(パドレス)をはじめ、多くの日本人メジャーリーガーも指導してきた白水氏がオープンするジムには、野球がうまくなりたいという育成年代の選手に、新たな体験を与えてくれるはずだ。
約80平米のスペースはうまく区切られ、トレーニングをすることも、ボールを打ったり投げたりすることもできる。球速や打球速度、スイング速度の計測装置を備え、分析結果をその場で表示することが可能だ。
「ここの売りは、トレーニングやドリルをこなして、すぐ実際に打ったり投げたりを一か所で行えることです」と白水氏は言う。鍛えることだけで完結するのではなく、それによってプレーがどう変わるのかという結果を体感し、自分のものにできるのだ。トレーニングでパワーを上げ、ドリルで動作を反復することで、運動感覚や意識のコントロール能力を上げる。ドリルは「トレーニングと技術をつなぐもの」だという。
さらに、プロ選手と小中学生が、同じ情報のもとでトレーニングをしてほしいと願っている。結果を出している選手を“感じながら”トレーニングすることで、様々な気付きを得られる場所にしたいと考えている。