死闘続く日本Sは「第8戦までの可能性」 吉田正に待望の一発も、ヤクルトが有利な理由
3冠王・村上は2戦連続で無安打「2本塁打を放った吉田正とは対照的」
今シリーズは戦前の予想通り“オリックス投手陣”対“ヤクルト打線”の展開を見せている。ヤクルトは第1戦から塩見、オスナ、村上、山田、サンタナの主力に一発が飛び出し、高卒2年目の内山壮にも起死回生の3ランと個々の状態をキープしている。
ただ、相手を突き放すダメ押し点は7点を奪った第3戦のみ。「打線は確かにヤクルトの方が上回っているが、2勝2敗1分にしたのは点を取り切れなかったから。適時打はなくても、犠飛、内野ゴロなどノーヒットで点を奪うことが必要。これは両チームにも言えることですが」と新井氏。
3冠王の村上も2試合連続で無安打と当たりが止まっており「本来は力のある速球にも対応できる打者ですが、ここ2試合は仕留めきれずのファウル、空振りが目立つ。55号を打って以降の打撃に少し似ているような気もします。2本塁打を放った吉田正とは対照的」と、やや気になるという。