引退・杉谷拳士、45分間“前進会見”一問一答 「人生まだまだ出発したばかり」

決断の理由は「体のこと、将来のこと、総合的に考えて」

――1番の理由は。
「1番の理由は特になくて、自分の体のこと、何より将来のことについて考えたときに、この先もっともっとたくさんのことを学ばないといけない、北海道、ファイターズに恩返ししたいという思いはありましたし、1つのことというと難しいですけど、総合的に考えて決断しました」

――選手として振り返って。
「入団テストでファイターズに入りたくて鎌ケ谷のファイターズスタジアムで一生懸命野球をやっていて、吉村さんにプロ野球選手になるというチャンスをいただいたことが何よりもうれしかったですし、何とか、恩返しがしたいという思いで14年頑張ってきました」

――光るものも見えるが、今年を振り返って。
「正直満足できる数字ではなかったですけど、そういった意味でも自分に区切りをつけるという意味で、新たに前進するキッカケになったのかなと思います」

――元気印としてファンから愛された。
「北海道で初めてグラウンドに立てたことを今でも鮮明に覚えていますし、あの時の歓声は僕の野球人生でも忘れないものになっていますし、今後はどういう形になるか分からないですけどしっかり恩返ししていきたいと思います」

――通算試合数は分かっているか。
「意識していなかったですけど、先ほど自分で振り返ってラッキーだなと思いました。777試合でした。今後の自分に向けてもの凄くラッキーな数字だなと思っていますし、前進していくうえでいい区切りだなと思っています」

――後輩に伝えたいこと。
「自主トレも一緒にやってきましたし、たくさんの後輩から連絡もらって、14年間の自分の野球は間違っていなかったんだなと思って、1人1人にありがとうと返信していますし、ただ唯一、野村佑希という男だけは、一番かわいがっていて彼には今後も才能をもの凄く持っている、ファイターズを背負っていかないといけない選手なんですけど、人間の感情をあまり持ち合わせていないのか、あまりパっとしないラインが来ていたので、今後自主トレとかオフに顔出して、しっかりお説教だけはしたいと思います」

野村佑希にはダメ出し「いち早く人間としての感情を覚えてほしい」

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