引退・杉谷拳士、45分間“前進会見”一問一答 「人生まだまだ出発したばかり」
野村佑希にはダメ出し「いち早く人間としての感情を覚えてほしい」
――どんなラインだったのか。
「幸太郎、細川、清水、本当に後輩たちからは長文で、今までお世話になりました、今後もよろしくお願いしますと、本当に涙がくるような連絡がたくさん来ていたんですけど、野村だけは直接伝えたというのもあるんですけど、自分からラインしました。『みんなからラインきているけど、恩着せがましいこと言うのもあれだけどラインないのかな』って自分からしてしまったので、彼にはいち早く人間としての感情を覚えてほしいと思います」
――印象に残っている試合は。
「もちろん優勝した時もありましたし、昨年斎藤佑樹さんの引退試合だったり、印象的なのはたくさんありますけど、でも1番は大きい怪我をしたとき、両打席で本塁打を打ったときは人生の中でも1番嬉しい日だなと思ったんですけど、うれしいことより、打席の中で有鈎骨を折ったときの骨の音を今でも覚えています。打った瞬間にポキって鳴ったので、初めてだな骨折って思いながら、次の日からどうリハビリしよう、どうやって帰ってこようと思ってしっかり帰れて優勝できましたし、凄くそのシーズンは印象に残っています」
――ファイターズはどんな存在か。
「家族のような存在ですし、まだまだこれから強くなると思っていますし、その中に自分がこれから勉強して、どんな形であれ皆さんの前でごあいさつできるような形で勉強していきたいなと思っています」
――今後は。
「今いろいろと学んでいる最中なんですけど、独立して会社の登記をいつにしたらいいのか、英語の勉強をして海外に行って、国内外問わずいろんな形でスポーツの勉強をしようと思っていたので、マーケティングだったり育成にも興味があったので。いろんなことに視野を広げて、スポーツ界に恩返ししようと思っています」