ジャッジの来季年俸は73億円超も? ヤンキースは支払えず移籍か…米アナリストが予想
「ジャッジ1人に年5000万ドル払わなければならないとしたら…」
今季ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ外野手の周囲が騒がしくなってきた。今オフにFAとなるジャッジの去就が注目を集める中で、米スポーツ局「ESPN」でアナリストを務めるジェシカ・メンドーサさんはジャッジの移籍を予測。年俸5000万ドル(約73億7300万円)超となれば、ヤンキースがその額を支払うことはないと指摘している。
米全国紙「USAトゥデー」の公式ツイッターではメンドーサさんに行ったインタビューの映像を公開。その中でメンドーサさんは、ヤンキースがアストロズに敗れた24日(日本時間25日)のリーグ優勝決定シリーズ第4戦が、ジャッジがヤンキースのユニホームを着て戦う最後の試合になるだろうと予測。「ヤンキースが彼の未来の一部になるとは思えない」と語っている。
その根拠となるのはジャッジの来季契約にかかる莫大なコストだ。多くの球団が獲得に乗り出すであろうジャッジの新たな契約は年俸4000万ドル(約59億円)が最低ラインになると見られ、メンドーサさんは交渉次第で年俸が跳ね上がり、5000万ドル以上となる可能性もあるとしている。
もちろんヤンキースはジャッジ残留に力を注ぐことになる。メンドーサさんも「彼の残留はヤンキースの優先事項。ヤンキースがジャッジを残したいのは当然」とする。ただ、ヤンキースには埋めるべき穴が複数存在し、ワールドシリーズ制覇のためにはそれを補わなければならず、そちらに予算を振り向ける必要が出てくるという。
一方で、他球団の中には「ただただジャッジが欲しいというチームもある」とメンドーサさんは語る。その理由として「彼がマーケティング面で利益をもたらす上に、観客動員数も増えるから」と挙げ「ヤンキースはそういうことを重視しない」と見ている。
チーム編成を整えなければいけない中で、ジャッジ1人に大金を費やすことは現実的ではないとメンドーサさんは指摘する。「ジャッジの周りにそろえる選手にも目を向けなければいけない中で、ジャッジ1人に年5000万ドル払わなければならないとしたら、ヤンキースが彼の未来の一部になるとは思えない」とし、ジャッジがヤンキースに留まることはないだろうとした。
(Full-Count編集部)