ジーター氏も困惑するヤ軍の“ビデオ問題” 18年前の悪夢は「今でも気分悪くなる」
ヤ軍は3連勝から4連敗を喫した04年優勝決定シリーズのビデオを選手に見せたという
ヤンキースは今季99勝63敗で地区優勝を遂げ、6年連続でプレーオフに進出したが、優勝決定シリーズでアストロズに0勝4敗で敗退。世界一になった2009年以来のワールドシリーズ進出はならなかった。24日(日本時間25日)の第4戦前に選手たちに見せたビデオの内容が物議を醸しているが、球団OBのデレク・ジーター氏もこの問題に言及。ビデオは2004年優勝決定シリーズでヤンキースがレッドソックスに3連勝から4連敗を喫したもので、ジーター氏は「今でもあの時のことを考えると気分が悪くなる」などと述べたという。
問題になっているビデオは、ヤンキースでメンタルコーチを務めるチャド・ボーリング氏が選手を鼓舞するために見せた。2004年優勝決定シリーズはヤンキースが宿敵レッドソックス相手に3連勝から悪夢の4連敗を喫した。レッドソックス側の視点から、選手たちのモチベーション鼓舞のために見せたとされているが、この事実が公になると批判が殺到する事態になった。
MLB公式サイトのヤンキース番記者、ブライアン・ホック氏は自身のツイッターに、当時の主力選手だったジーター氏がこの問題について語る動画を投稿。当時の主力だったジーター氏は「(ビデオの)中身がどういうものたか私は知らない。うーん……いまだにあの時のことを話すのは好きではない。今でもあの時のことを考えると気分が悪くなる」と述べている。
レジェンドも困惑する今回の問題にファンも続々と反応。「そもそも、自分たちが崩壊したときの映像を使ってチームを鼓舞するべきじゃなかった。ヤンキース、恥を知れ」「またヤンキースの組織が愚かなことをした」「今回も彼は正しい」「明らかにちょっと苛立ってる」「彼をGMに」「キャプテンはチームがしたことに完全に気分を害してる」とコメントを寄せた。
(Full-Count編集部)