話題集めた新指揮官、ロッテ右腕やオリのエースが快挙を達成… 今季のパを回顧
2年目の宇田川は8月3日に初登板…驚異の奪三振率12.90をマーク
8月には実績豊富な大砲が次々とメモリアルアーチを記録した。西武・中村剛也内野手は史上14人目の通算450本塁打。楽天・浅村栄斗内野手は通算250本目のアーチをかけた。今季本塁打王を獲得した西武・山川穂高内野手もシーズン序盤の離脱をものともしない本塁打ペースを披露。自身3年ぶりのシーズン40本塁打を記録した。
シーズン最終盤を迎えた9月はオリックスが勝負強さを発揮。「盤石中継ぎ陣」と評されるブルペン陣が奮闘した。育成入団の2年目右腕・宇田川優希投手の働きも大きかった。7月末に支配下登録され、8月3日にプロ初登板。落差のあるフォークを武器に、奪三振率は12.90。山崎颯一郎投手、阿部翔太投手ら若手リリーバーが最後の一押しを呼び込んだ。
最終戦までもつれた優勝争いは、オリックスが10月2日に逆転優勝を飾り幕を閉じた。「パーソル CS パ」でもオリックスがパを制し、昨季に続いていたヤクルトと日本一の座を争った。「SMBC 日本シリーズ 2022」では、全員野球で終盤に4連勝を飾り、昨年のリベンジを果たした。
多くの名場面が生まれた2022シーズンも終了。一方で、来季開幕へ向けたカウントダウンの始まりでもある。2023シーズンはどんな戦いが見られるだろうか。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)