ワールドシリーズ記録の5被弾はなぜ? 元強打者が“秘密”暴露「5年生でもわかる」

シリーズ新記録となる5本の本塁打を浴びたアストロズのランス・マカラーズJr.【写真:Getty Images】
シリーズ新記録となる5本の本塁打を浴びたアストロズのランス・マカラーズJr.【写真:Getty Images】

通算218発のフレイジャー氏が映像使ってフォームの違いを説明

 1日(日本時間2日)に行われたワールドシリーズ第3戦で、シリーズ新記録となる5本の本塁打を浴びたアストロズのランス・マカラーズJr.投手に何が起きていたのか。かつてレッズなどで活躍し、通算218本塁打を残したトッド・フレイジャー氏が決定的な“クセ”を指摘した。「5年生でもわかるできごと」だったという。

 米スポーツ局「ESPN」の司会者マイク・グリーンバーグ氏が自身のツイッターで「フィリーズが昨夜5本の本塁打を打った理由はこちら」と紹介したもの。自身が司会を務めるESPNの番組「Get Up」で見事な分析を披露している。

 マカラーズJr.は第3戦に先発し、4回1/3を投げ7失点で降板。1回にハーパーに2ラン、2回にボームとマーシュのソロ、5回にはシュワーバーに2ランとホスキンスのソロを許した。じつに6本の被安打のうち、5本が本塁打という珍事だった。

 マカラーズJr.は試合後「自分のクセか何かで球種がバレたとは思っていない。失投を打たれただけ」としていたものの、フレイジャー氏は「プライドが邪魔してそう言ったんでしょうが……彼は2つのことをしていました」と証拠を突き付けている。

 直球と変化球の時のフォームが、明らかに違ったのだという。中堅カメラからの中継画像を用いて解説し「オフスピード系の球を投げる時は、グラブがまっすぐ上下していました。そしてグラブと顔の間が開いています。そしてこっちは直球の時。グラブは打者から見えなくなっていて、少し斜めに持っています。あっという間ですが、明らかにわかる。5年生でも分かる内容です」と指摘。発見したフィリーズのベンチを称えた。

【実際の動画】「5年生でもわかる」投球フォームの違い…シリーズ新の5被弾が生まれた原因を解説

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