元エ軍左腕、年俸16億円アップも? 炎上続きから新天地での復活は「エース級」

ドジャースのアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】
ドジャースのアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】

米サイトの“QOを提示される可能性がある候補”にヒーニー

 元エンゼルスでドジャースのアンドリュー・ヒーニー投手の来季年俸が急増する可能性が出てきた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「クオリファイング・オファー(QO)の決断を下見する」との見出しでQOを提示される可能性のある選手たちをあげた。

 今オフの規定額は1965万ドル(約28億8000万円)に設定されている。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手、ジャイアンツのカルロス・ロドン投手、メッツのエドウィン・ディアス投手ら計10選手はQO提示されることが「確実」とされ、「可能性がある候補」にヒーニーが名を連ねた。

 ヒーニーはエンゼルス時代は結果を残せず、2021年にヤンキースに移籍。ここでも12試合で2勝2敗、防御率7.32だった。しかしオフにFAとなり年俸850万ドル(約12億円)でドジャースと1年契約を結ぶと、新天地では16試合登板で4勝4敗、防御率3.10と蘇った。同メディアは、特に右打者に対しての奪三振率が「インクレディブルだった」と評価し「登板すればエース級の成績を残したが、登板したのはシーズン半分以下だった」とした。2017年以降では初めてスライダーを駆使したことや、カーブをやめてチェンジアップの頻度も劇的に減らしたことが成績につながった。

 ドジャースは昨オフ、ヒーニーを含めて潜在能力の高い選手に対し短期契約でのリスクを取ることにどの球団よりも意欲的だった。「健康でさえいれば、ケビン・ガウスマンやカルロス・ロドンのようなブレークを次に期待される選手になり得る」と称えている。新天地で花開いた左腕は、大幅増を勝ち取ることになるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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