ヤ軍は477億円男を「トレードすべきだが…」 避けられない“大きな障害”とは?

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:Getty Images】

スタントンをヤ軍は「放出すべき」もトレード拒否権は「避けられない障害」

 ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手は今季110試合出場で打率.211、31本塁打、78打点の成績を残した。2014年オフに当時所属していたマーリンズと13年総額3億2500万ドル(約477億円)で契約し、2018年にヤンキースに移籍した32歳について、米メディアは「トレードすべき」とした上で、有しているトレード完全拒否権は「避けられない障害だ」などと伝えている。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、スタントンをヤンキースは放出する気はあるのだろうかというファンの質問に番記者が答える形で記事を展開。スタントンがヤンキースに移籍した際にアストロズ、ドジャース、カブスに対してはトレード拒否権を行使しないと明言したことに触れた上で、アストロズやドジャースは「必要としていない」と解説。カブスについては、チームが再建中の状況のため「カブスでプレーしたいと思う理由があるだろうか?」と言及した。

 そして、「ヤンキースは確かに彼をトレードすべきだが、トレード完全拒否権は避けられない大きな障害だ」と指摘。スタントンがヤンキースのDHを停滞させているというファンの意見に同意し、「それだけではない。試合に出場できるかどうか、安定感という点が問題になっている」と故障がちであることも懸念材料としてあげている。実のところ、2019年は18試合、短縮シーズンとなった2020年は23試合出場にとどまっている。

 今月8日に33歳になるスタントン。「彼のような体格、彼のような能力を持つ選手は、一般的にはいい年の取り方はしない」と今後についての不安も指摘している。今季のWARはファングラフスでは1.2、ベースボール・リファレンスでは0.7。契約は2027年まで残っており、記事は「まだ契約が残っている4年後に、彼はどんな姿をしているだろうか?」と締めている。

(Full-Count編集部)

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