32歳捕手がFA権行使 有原はレンジャーズからFA、波留コーチはオリ入り 7日の去就
オリックスの伏見寅威がFA権行使、有原航平、ジョンソンらMLB球団からFA
オリックスは7日、伏見寅威捕手が今季中に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する申請書類を球団に提出したと発表した。26年ぶりの日本一を果たしたチームでは、首脳陣に動きも。能見篤史投手コーチ、別府修作育成統括コーチは退団し、今季まで中日の1軍打撃コーチを務めていた波留敏夫氏が育成チーフコーチに就任した。
伏見は2012年ドラフト3位でオリックスに入団。10年目の今季は76試合に出場して打率.229、3本塁打、21打点だった。スタメンマスクはチームトップの66試合で、リーグ連覇と日本一に貢献。「自分のことを評価してくださるチームがあるのなら、そういった話も聞かせていただきたいと考えています」と球団を通じてコメントした。
能見兼任コーチは2020年オフに阪神を退団し、2021年からオリックスに入団。日本一に輝いた今季は、選手としては5試合に登板して1ホールド、防御率2.45だった。別府コーチはバッテリーコーチやブルペンコーチを経て、2021年から同職に就いていた。波留氏は2006年から2013年まで横浜、DeNAで、2014年から今季まで中日で内野守備走塁コーチ、打撃コーチなどを歴任していた。
一方メジャーリーグでは、ワールドシリーズ終了を受け、FAとなった計131選手のリストが発表された。レンジャーズから事実上の戦力外となっていた有原航平投手や、元阪神のピアース・ジョンソン投手、元ソフトバンクのマット・ムーア投手、元中日のジョエリー・ロドリゲス投手、元広島、ロッテのジェイ・ジャクソン投手、元DeNAのユリエスキ・グリエル内野手らNPB経験者も含まれている。
有原は2020年オフにポスティングシステムを利用してレンジャーズ入り。2021年にメジャー初勝利を含む2勝(4敗)を挙げたが、今年5月に右肩の動脈瘤の手術を受けて長期離脱。8月21日(日本時間22日)のツインズ戦で、489日ぶりにメジャーでの白星を手にしていた。しかし9月11日(同12日)にメジャー出場前提となる40人枠から外れていた。今季は1勝3敗、防御率9.45だった。
(Full-Count編集部)