大谷翔平のトレードなしは「驚くことではない」 MLB公式が見解「最も興味深いFAに」
ミナシアンGMが今オフは「トレードしない」と明言した
エンゼルスのペリー・ミナシアンGM7日(日本時間8日)、大谷翔平投手の今オフの移籍について「トレードしない」と明言した。MLB公式も大きく報道。「特別驚くことではない」とした上で、来オフ契約延長せずFAとなれば「メジャー史上最も興味深いFAになる」と述べた。
ミナシアンGMは「オオタニは特別な選手だ。動かすことはない。開幕戦は我々と一緒だ。もう一回言うが、彼が大好きだ。我々の目標は彼を長期保有することだ」とキッパリ。これに対し、MLB公式は「二刀流のスーパースターの希少な才能を考えると、エンゼルスが今オフにトレードする計画はないと明言することは、特別驚くことではない」とする。
一方で、長期契約を目指していることには「エンゼルスのアート・モレノオーナーが球団売却を模索していることが(長期契約を)複雑化している。そしてそのプロセスがどれくらい続くか不明だ。ただミナシアンGMは通常通りのビジネスを行い、今オフ複数年契約を結ぶ権限を持っていると」と言及した。
仮に契約延長をせずFAとなれば「オオタニはメジャー史上一番興味深いFAになる。彼みたいな投打のエリートは、メジャーで存在しない」と言うものの「怪我のリスクを抱え、契約を全うする間に投打両方できるという保障はない」といった見方も。ナショナルズのマイク・リゾ監督が6月1日(同2日)にフアン・ソトをトレードしないと発言しながら、球団はトレード期限にジョシュ・ベルと共に、6人の選手と引き換えとトレードしたことを例に挙げ「トレードが成立する可能性は常にある」とした。
(Full-Count編集部)