引退の糸井氏、侍J始球式で金グラブ投げ入れ 新庄監督の要望は「やらなしょうがない」
日本ハム時代に慣れ親しんだ札幌ドームで“凱旋登板”
今季限りで現役を引退した糸井嘉男氏が9日、野球日本代表「侍ジャパン」が札幌ドームで行う豪州との強化試合前に始球式を行った。始球式後には、使用した金のグラブを観客席に投入。太っ腹のパフォーマンスでファンを驚かせた。「ここで投げるのが目標だったので。始球式でも嬉しかったです。(自己採点は)2点! キャッチャーが悪い」と笑顔を浮かべた。
現役時代に使用していたSMAPの「SHAKE」で登場。日本ハム時代に慣れ親しんだ球場での“凱旋登板”となった。捕手はバッテリーを組んだこともある元同僚の鶴岡慎也氏(侍ジャパンチームスタッフ)が務めた。振りかぶって投じた1球は、高めに外れたが、帰り際にグラブを一塁の観客席に投入。日本ハム・新庄剛志監督のお馴染みパフォーマンスにスタンドが沸いた。
実はこの日、自身のインスタグラムのコメント欄に新庄監督から「勿論 始球式終わったらグラブをスタンドに投げるよね」と問いかけが。それに対し糸井氏は「えっ!! そ! それは……もちろん 分かりました……」と“投げ入れ”を宣言していた。「あんなの言われたら。やらなしょうがないでしょ」と笑った。
糸井氏は、2003年ドラフト自由枠で投手として日本ハムに入団。オリックス時代の2013年には侍ジャパンの一員として、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場している。糸井さんは「(プロ入り時は)ここで投げるのが目標だったので。始球式でも嬉しかったです。(始球式は)2点! キャッチャーが悪い」と振り返った。