覚醒の兆しも…戦力外で岐路の“元有望株” 4年前に2桁HR、救援で台頭のドラ1も

ヤクルト2016年ドラ1寺島は4年目に救援で30試合登板も…

 セ・リーグに目を移すと、大輪の花を咲かせきれなかった“ドラ1”が印象に残る。2016年ドラフト1位でヤクルトに入団した寺島成輝投手は、3年目までわずか4試合登板と苦しむも、4年目にはリリーフとして台頭。30登板で1勝0敗、防御率2.48をマークした。ただ、2021年以降の2年間は1試合登板のみだった。

 2015年の巨人ドラフト1位の桜井俊貴投手は、4年目の2019年に8勝をマーク。2020年以降はリリーフを主戦場になったが、防御率5点前後と結果がついてこず。今季は8試合で2勝0敗、防御率14.04だった。

 特に球団の期待が大きなドラフト上位の選手たち。2015年ドラフト2位で中日に入団した佐藤優投手は、2018年に42試合に登板。1勝2敗10ホールド、防御率2.08の安定感で勝利の方程式入りが期待されたが、故障などもあってその後は右肩下がりだった。2016年の阪神ドラフト2位の小野泰己投手も2018年に7勝を挙げたのがキャリア最高シーズンだった。

 ただ、小野は9日に育成でのオリックス入りが決定。再起のチャンスを与えられた。いずれも兆しは見せた元有望株たち。何かをきっかけに再び輝きを取り戻す可能性は、十分にある。

(Full-Count編集部)

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