296億円オファー拒否を「後悔することもあった」 62発ジャッジが明かした本音

ヤンキースからFAとなったアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
ヤンキースからFAとなったアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

ア・リーグ新の62発を放ちハンク・アーロン賞に輝いた

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は今季、ア・リーグ新記録の62本塁打を放った。9日(日本時間10日)には卓越した打者をファン投票などで選出するハンク・アーロン賞に輝いたが、開幕前にヤンキースからの7年総額2億1350万ドル(約296億円)のオファーを蹴ったことについて、当時は後悔することもあったと苦悩の日々を明かした。

 MLB公式は、同賞を受賞した際にジャッジがMLBネットワークの番組に出演した時のインタビュー映像を紹介。「この賞を獲得できて光栄だ。過去に受賞した素晴らしい人たちに仲間入りすることができる。特別なことだ」と喜びを語り、「シーズン毎日プレーする中で、僕はその1日でやらなければならないことに集中するだけさ。球場に行って試合の準備をする。結果がどうであれ、試合が終わればそこから先に進んで、次の試合に備えるんだ」などと振り返った。

 ジャッジは開幕前に提示された巨額オファーを断り、最高のシーズンを送った。それでも、4月は打率.293、6本塁打、13打点と、最終的に見せた歴史的活躍と比べるとやや低調なスタートだっただけに「特に4月の話だけど、最初の方は厳しい感じだった。『マジか、もしかしてあの契約を選ぶべきだったかも』と後悔することもあった」と本音も。「でも同僚たちと喋ったり家族とも話をして、数週間後にはそういう考えは除外したよ。試合に出場して、自分らしくプレーすれば、物事はなるようになるとね」と当時の心境を語っていた。

(Full-Count編集部)

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