来季次第で戦力外の危機も 最多勝や新人王…再起が望まれる“正念場のドラ1”たち

オコエ、平沢、高橋…くすぶる2015年の高卒ドラ1

 パ・リーグに目を移しても、本来の才能をプロの世界で爆発させられていないドラ1が散見される。ソフトバンク2016年1位の田中正義投手は、5球団競合の注目度でプロに飛び込んだが、故障にも苦しめられて6年間で34試合登板。0勝1敗2ホールドとなっている。ただ、今季終盤にかけては頼もしい姿を見せ、来季の覚醒が期待される。

 揃ってくすぶっているのが2015年世代のドラ1。楽天のオコエ瑠偉外野手は今季わずか6試合出場。ソフトバンクの高橋純平投手も、2019年こそ45試合に登板したが、今季は1軍登板ゼロだった。ロッテの平沢大河内野手2020年まで2年連続で1軍出場なしに終わり、今季も13試合どまり。ただ、2軍では首位打者を獲得しており、来季の飛躍につなげたい。

 楽天2016年1位の藤平尚真投手は、6年間で通算34試合登板で8勝12敗、防御率4.21ときっかけを掴めないでいる。もちろんドラフト1位で入団した全ての選手が成功するわけもなく、中には3年で戦力外になる場合も。ただ、何かのきっかけで一気に飛躍する潜在能力があるのも確か。2023年の巻き返しが期待される。

(Full-Count編集部)

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