トライアウトから4日…受験者に迫る期限 元ドラ1やFA右腕が直面する“5%の壁”
8日の「12球団合同トライアウト」に49人が参加…燕が三ツ俣を獲得した
8日に楽天生命パークで行われた「12球団合同トライアウト」には49人が参加した。参加者の中では、中日を戦力外になった三ツ俣大樹内野手をヤクルトが獲得するなど動きが表れている。選手への“合格通知”は5日以内とされており、期限が迫ってきた。ここではまだ合否が公になっていない注目選手を紹介する。
DeNAから巨人へFA移籍も2年で戦力外となった井納翔一投手は打者3人に対して1安打。2019年に57試合に登板した阪神・守屋功輝投手は3人斬り。2018年に「侍ジャパン」を経験した中日・佐藤優投手も3者凡退の投球でアピールした。
“元ドラ1”では巨人・桜井俊貴、楽天・福井優也、ヤクルト・寺島成輝の3投手と、広島・安部友裕内野手が参加。通算32勝の福井は3者凡退の投球を見せ、2017年に打率.310をマークした安部は4打数1安打だった。2019年に8勝をあげた桜井は打者3人に対して1安打1四球だった
昨オフに日本ハムからノンテンダーとなり今季途中にソフトバンクに加入も2登板に終わった秋吉亮投手は打者3人に対して1安打。今季13登板の楽天・渡辺佑樹投手も3者凡退と変則左腕として打者を翻弄した。
2015年ドラ2の楽天・吉持亮汰内野手は2打数1安打2死球で、出塁するとすかさず盗塁を試み二盗に成功した。高卒1年目の2012年に7勝をあげた楽天・釜田佳直投手は1安打1四球だった。
トライアウトのプレーだけで合否が決まることはないだろうが、望みをかけた“崖っぷちでのプレー”は各球団に伝わったか。合格率5%とも言われる狭き門。三ツ俣に続く選手は現われるだろうか。
(Full-Count編集部)