打率.160の大砲が「復活できる選手」トップ10入り NY離れれば…代理人は自信
レンジャーズでは2年連続40発の大砲がNY生活で色あせた
今季、ヤンキースとドジャースでプレーしたジョーイ・ギャロ外野手が、MLB公式サイトの「来季復活する可能性があるFA10選手」の1人に取り上げられた。ギャロは今季126試合に出場し、打率.160、19本塁打。レンジャーズ時代の2017~18年には2年連続40本塁打したこともある強打を取り戻せるのだろうか。
記事はギャロの今季を「ニューヨークとロサンゼルスでつらい1年を経験した」と総括している。さらに「16か月前、2021年のオールスターブレークの際、ギャロはOPS.924、24本塁打を記録していた。夏のトレード期限でヤンキースは有望株4人と引き換えに、彼を獲得したが、ピンストライプのユニホームを着たギャロは、全く成功しなかった」とキッパリ。約1年間のヤンキース時代は失敗に終わったとしている。ギャロを放出した当時、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMも「この場所は彼に悪影響を与えたことは明らかだ」と話している。
ただ、その上で記事は「今オフにギャロを求める球団は尽きないはずだ」と指摘。理由としてパワーと守備力、間もなく29歳という年齢は「非常に興味深い」としている。ただ契約条件の低下は避けられず「彼が今後得るものが、かつて手にする運命にあると思われた金額とは程遠いというだけだ」としている。フィットする球団にレイズ、ジャイアンツ、レッドソックス、ブレ―ブスを挙げた。
また「ニューヨーク・ポスト」によると、ギャロの代理人を務めるスコット・ボラス氏はギャロの不振は出場時間に問題があるとし「彼はどこと契約しようがフルタイムでプレーすることになる」と話している。来季から守備シフトが大幅に制限されるのも、ギャロの今後には「助けになるはず」だという。
(Full-Count編集部)