嶺井が流出ならざわつく“捕手問題” 実績組も戦力外…DeNAに必要な補強戦略
実績ある倉本、三上ら8選手が戦力外…嶺井は国内FA権を行使した
今季は73勝68敗2分けで2位と、昨年の最下位から躍進したDeNA。1998年以来の優勝へ、嶺井博希捕手がFA宣言する中、今オフの動きはどうなっているのだろうか。
今季のDeNAは支配下66人で開幕。育成だった石川達也、平良拳太郎、宮城滝太の3投手と支配下契約を結び、マイケル・ピープルズ投手が退団する一方でロバート・ガゼルマン投手を獲得。伊藤裕季也内野手を楽天に放出して森原康平投手を交換トレードで獲得し、69人で戦った。
シーズン後に、通算667試合出場の倉本寿彦内野手、通算346登板の三上朋也投手、2011年ドラフト2位で入団した高城俊人捕手、有吉優樹投手、宮本秀明外野手、山下幸輝内野手、浅田将汰投手、田部隼人内野手の8選手に対して戦力外を通告。さらに捕手として今季チーム最多の90試合に出場した嶺井博希捕手が今季取得した国内FA(フリーエージェント)権を行使した。
先月のドラフト会議では1位の松尾汐恩捕手(大阪桐蔭)ら5選手を支配下で指名。嶺井が他球団に移籍した場合は、支配下で65人とまだ余裕がある。
今年は嶺井以外で1軍出場した捕手は戸柱恭孝(57試合)、伊藤光(36試合)、山本祐大(17試合)、益子京右(1試合)。他に支配下登録されている捕手は東妻純平だけ。高卒の松尾が加わったとしても、嶺井が流出した際は補強が不可欠だろう。今後の動きが注目される。
(Full-Count編集部)