村上宗隆の早期メジャー挑戦、燕には損しかない? 米メディアが“カネ勘定”
メジャーの現行ルールでは25歳未満に契約金の制限
ヤクルト・村上宗隆内野手がにじませた早期のメジャー願望は、米国でも注目を集めている。米メディア「CBSスポーツ」では、現時点でポスティングシステムの活用を考えた場合の“カネ周り”をシミュレーション。現行のルール下では、主砲を差し出すことになるヤクルトにとってはほぼ旨味がないという。
メジャーでは海外選手獲得の際、25歳未満には契約金の制限が設けられている。もし村上がこの1、2年で海を渡るとなると、球団が契約金に使える金額の総枠「インターナショナル・ボーナス・プール」の対象となる。同メディアは「ボーナス・プールそのものは大きな額ではない。2022年で言えば最少460万ドル(約6億2000万円)から最高630万ドル(約8億8000万円)で設定されており、オーバーすることは許されない」と付け加える。
記事では「MLBの海外選手との契約規定により、ムラカミの(現在の年齢での)契約金は600万ドル(約8億3000万円)あたりになる」と試算。契約金の額などによって算出されるヤクルト側への譲渡金を弾き出すと「ポスティング費用はたったの120万ドル(約1億6000万円)となる。このことが、スワローズがムラカミをポスティングする決断に影響を与える可能性がある」と見積もった。
(Full-Count編集部)