オリックスのプロテクト28人を大胆予想 守り切れない投打…西武にとっては“宝の山”
強力な投手陣を誇るオリックス、先発、中継ぎと外せない選手が多数
西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した森友哉捕手が、オリックスに移籍することが決まった。2019年にリーグMVP、首位打者を獲得した“強打の捕手”の加入はリーグ3連覇、2年連続の日本一を狙うオリックスにとっては大きな補強となった。今後、注目を集めるのが、森の補償だ。金銭ないし人的補償が必要なAランクの選手と見られる。仮に西武が人的補償を選択した場合、誰がターゲットになるのだろうか。
オリックスは今秋ドラフトで指名したルーキーと外国人選手を除く支配下選手の中から28人までプロテクトすることができる。今季の働きや将来性を考慮し、編集部独自のプロテクト枠28人を予想した。
オリックスの強みは何と言っても強力な投手陣。今季はリーグ2位の防御率2.84をマークし先発、中継ぎとも充実した布陣で悲願の日本一を達成した。絶対的エースの山本や宮城、田嶋、山崎福、山岡の先発陣。大ブレークを果たした阿部、宇田川、山崎颯に今季1軍登板こそなかったがCS、日本シリーズの登録メンバーに入った山下ら外せない面々が多く14人とした。
一方で昨季のリーグ制覇に貢献したK-鈴木、張奕、吉田凌らは出番が激減。シーズン後半に150キロを超える直球を武器に活躍した小木田敦也もプロテクトしたいところだが、野手との兼ね合いで泣く泣く外すことにした。
捕手は強打の森が加入したこともあり若月、頓宮の2人。正捕手を失った西武はベテランの岡田雅利の他、柘植世那、古賀悠斗ら若手も在籍しており、経験値の少ない捕手を獲得する可能性は低いとみる。