京田はDeNAでレギュラーを獲れるのか? 森敬斗の“手本”も…決まっていない遊撃手
今季の遊撃の先発出場は35歳の大和の65試合が最多だった
DeNAは18日、砂田毅樹投手との1対1の交換トレードで京田陽太内野手を獲得したことを発表した。今季は最下位から2位と躍進したが、リーグ優勝を目指すチームでどのような起用法になるのだろうか。
今季のDeNAを見てみても、遊撃手は課題の1つだった。先発出場の内訳をみると、35歳の大和内野手が最多の65試合。安定した守備と勝負強い打撃は健在とはいえ、シーズンを通して出場するのはやや難しい。次いで森敬斗内野手が42試合だったが、こちらもレギュラー奪取が期待されながらつかむことができなかった。さらに内野のスペシャリストでもある柴田竜拓内野手が36試合だった。
二塁には牧秀悟内野手という絶対的なレギュラーがいるため、まずは遊撃のレギュラーを争うことになる。その上で貴重なバックアップ要員だった倉本寿彦内野手は今季限りで戦力外となり退団しており、京田の高い守備力は重宝されるだろう。ドラフト3位指名した駒大・林琢真内野手を含め、層はグッと厚みを増す。
さらにかつて3年連続2桁盗塁をマークしている走塁技術や、中日では選手会長を務めたリーダーシップもある。若い選手の多いDeNAでは、来年29歳を迎える京田も中堅からベテランの域に差し掛かり、手本となることも期待される。
(Full-Count編集部)