最下位球団に“1桁背番号”空き続出の異変… 中日は一気に4人退団、大変革のオフ

日本ハムのレナート・ヌニエス、杉谷拳士、中日・平田良介、京田陽太(左から)【写真:荒川祐史】
日本ハムのレナート・ヌニエス、杉谷拳士、中日・平田良介、京田陽太(左から)【写真:荒川祐史】

中日は阿部に続き京田もトレードで移籍することが決まった

 今季セ・リーグ最下位に沈んだ中日は18日、京田陽太内野手が砂田毅樹投手との交換トレードでDeNAに移籍することを発表した。15日には阿部寿樹内野手がトレードで楽天に移籍することが発表されたばかりで、今オフに1桁背番号のうち4つが空き番号になるという異常事態だ。パ・リーグ最下位の日本ハムも空き番号が続出。まさに変革期を迎えている。

 中日は「1」の京田、「5」の阿部だけでなく、「6」を2014年から背負った平田良介外野手が戦力外となり退団した。また「9」の福留孝介外野手は今季限りで現役を引退した。

 2019年ドラフト1位の石川昂弥内野手は入団時から「2」、高橋周平内野手が「3」、鵜飼航丞外野手が「4」、根尾昂投手が「7」と埋まっている番号には来季期待の若手がズラリと並ぶ。また「8」は最多安打2回のヒットメーカー大島洋平外野手が2011年から付けている。

 日本ハムを見てみると、「2」の杉谷拳士内野手、「3」の王柏融外野手、「5」のレナート・ヌニエス内野手がチームを去った。「3」はすでにドラフト3位指名した“逆輸入”加藤豪将内野手が継承。「7」は2021年限りで退団した西川遥輝内野手が背負っていたが、今季も空き番号だった。

 背番号1桁台はチームの“顔”ともいえ、球団の期待の表れでもある。若手選手は活躍して1桁への変更を目標にしている選手も少なくない。背番号「1」を付ける新庄剛志監督も、ふさわしい選手が出れば譲ることを公言。空いた番号を奪う選手がいるのかにも注目だ。

(Full-Count編集部)

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