今夏の初Vに続き神宮大会も…仙台育英・須江監督が「絶対優勝したい」理由
整いつつある戦力“新クインテット”結成へ
実際、今秋の宮城県大会決勝では、宿敵の東北に1-2で敗れ、第2代表として出場した東北大会の決勝ではその東北に6-3でリベンジを果たした。実力は拮抗している。
一方、仙台育英の戦力も整いつつある。今夏は速球派投手5人を揃えて“140キロクインテット”と呼ばれ、全国制覇の原動力となったが、そのうち3人が新チームに残った。この日は背番号10の湯田統真投手(2年)が先発し、2番手で「1」を背負う高橋煌稀投手(2年)、3番手で「11」の左腕・仁田陽翔投手(2年)。プロからも注目される3人が全員登板した。新たに台頭した菅野圭汰投手(2年)、田中優飛投手(2年)も最速140キロを超え、“新クインテット”が結成されそうである
須江監督は「新クインテット? そんなに甘いものではありません。今日くらい打たれることがありますから、あまり投手の注目度が上がると、しんどい。野手が頑張ったということでいいのではないでしょうか」と苦笑いを浮かべた。21日には準決勝に臨むが、頂点を目指す姿勢は揺るがない。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)