森友哉獲得でも…2年連続日本一へ補強の手は緩めない? 9人戦力外…激動のオリックス

元オリックス・伏見寅威、元西武・森友哉、ポスティングでMLB移籍を目指すオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】
元オリックス・伏見寅威、元西武・森友哉、ポスティングでMLB移籍を目指すオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

能見兼任コーチが現役引退、増井や海田ら支配下9人が戦力外に

 オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した伏見寅威捕手が日本ハムに移籍することが19日に発表された。すでに西武からFAで森友哉捕手を獲得したが、主力の吉田正尚外野手はポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指すなど、26年ぶりの日本一を迎えたチームは激動のオフとなっている。まだ支配下枠には余裕があり、リーグ3連覇へ今後も補強を敢行していくとみられる。

 今季の開幕時は65人とやや余裕をもってのスタートだった。ジョー・マッカーシー外野手の獲得、近藤大亮投手、中村勝投手、東晃平投手、宇田川優希投手の支配下登録と、後藤駿太外野手とのトレードで石岡諒太内野手が加入し、補強期限には70人いっぱいとなった。

 そして能見篤史投手兼任コーチが現役を引退。増井浩俊投手、海田智行投手、松井雅人捕手ら支配下で大量9人が戦力外通告を受けた。このうち2021年ドラフト1位の椋木蓮投手、富山凌雅投手は育成で再契約している。11月10日には斎藤綱記投手との交換トレードで、日本ハムから石川亮捕手を獲得したことを発表した。

 今秋のドラフト会議では、1位で即戦力の期待のかかる最速151キロ左腕・曽谷龍平投手(白鴎大)など、5人の支配下選手を指名した。これらを差し引いて、吉田正が抜けるとなれば支配下枠は64となる。

 森という球界でも希少な“打てる捕手”の獲得には成功したものの、外国人の去就を含めてまだまだ動きがありそうなオリックス。2年連続日本一を目指し、どのような手を打つのだろうか。

(Full-Count編集部)

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