エ軍が昨季39発の大砲獲りに参戦か 弱点克服へ、低迷アデルには更なる苦難も…米報道
昨季39発、通算112発のミッチ・ハニガーはマリナーズからFAになった
マリナーズからFAになったミッチ・ハニガー外野手の獲得に、複数の球団が興味を示していると米メディアが伝えた。その1つにエンゼルスもあがっており、獲得した場合にはかつてのトッププロスペクト、ジョー・アデル外野手からポジションを奪うだろうと報じられている。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者が、ドジャースとエンゼルスがハニガー獲得に興味を示したと伝えた。モロシ氏は獲得できればアデルから「ポジションを奪うだろう」と予測し、「アデルはまだレギュラーとしての地位を確立していない」と評した。また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者はジャイアンツとレンジャーズが獲得に興味を示していると伝えている。
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」はドジャース、エンゼルス、レンジャーズが関心を示していると伝えた。31歳のハニガーは2017年からマリナーズに在籍しており「ア・リーグ西地区に慣れている」としている。記事はまたエンゼルスの現況に触れ、アデルの才能開花を待っているとする一方、ハニガーについて「既に打席で実績を残している。2018年のオールスター選手はメジャーリーグに2016年でデビュー以降、既に通算OPS.811、OPS123+を記録している」と伝えている。
ハニガーは今季、故障の影響もあり57試合で打率.246、11本塁打にとどまったが、メジャー通算564試合で打率.261、112本塁打、323打点を誇る右のスラッガー。昨季は39本塁打を記録している。一方、23歳のアデルはこの3シーズンで161試合に出場し、打率.215、15本塁打、60打点。エンゼルスは中堅にトラウト、右翼にウォードと盤石の体制だが、左翼はレギュラークラスが不在のため、ハニガーが加入すればアデルはポジションを脅かされることになりそうだ。
(Full-Count編集部)