潜在能力を引き出す“体の軸”の作り方 立ち姿から始める走攻守のレベルアップ
4スタンス理論のマスター級トレーナー・滝原一正氏は千葉経大付で甲子園出場
元オリックスの藤井康雄さんが有資格者として知られている「4スタンス理論」をベースに、小、中学生を指導する野球スクール「TBA(ツヅキベースボールアカデミー)」が12月、横浜市で開校する。選手の力を最大限に生かすためには体の動かし方のタイプを見極めることが重要で、正しい立ち方につながる体の軸の作り方が基本となる。自宅でもできる練習があるという。
最近スポーツ界で注目が高まっている「4スタンス理論」は、人は生まれた時から自分に合った体の使い方があり、主に4つのタイプに分類されるという考え方。阪急・オリックスでプレーし、引退後はソフトバンクや阪神などでコーチを務めた藤井康雄さんが資格を持っていることでも知られている。
4スタンス理論で自分のタイプを知れば、体の使い方に応じた技術習得や練習ができるため、可能性を広げられると期待されている。12月から横浜市港北区でスタートする野球スクール「TBA」では、4スタンス理論のマスター級トレーナーで、千葉経大付高時代には巨人・丸佳浩外野手らと甲子園に出場した滝原一正さんがメイン講師を務める。
小、中学生を対象にしたスクールは週1回のため、スクール以外の過ごし方も指導する。選手が4スタンスで自身のタイプを知り、タイプに合った体の使い方をするために滝原さんが重点を置くのは「体の軸の作り方」だ。