積極補強エンゼルスに「残る大きな穴」 米メディアが分析、トレード評価は「B+」

エンゼルスにトレード移籍したハンター・レンフロー【写真:Getty Images】
エンゼルスにトレード移籍したハンター・レンフロー【写真:Getty Images】

ブルワーズとのトレードでレンフローを獲得した

 エンゼルスはブルワーズとのトレードでハンター・レンフロー外野手を獲得した。米スポーツ局「ESPN」が今オフの大型契約、トレードを対象とした「通知表」を公開。エンゼルスは「B+」、代わりに右腕エルビス・ぺゲーロ、右腕ジャンソン・ジャンク、左腕アダム・セミナリスの3投手を獲得したブルワーズは「C」評価となった。

 今季29発のレンフローについて「いい選手ではあるが、どのチームも置いておきたい、というレベルではない。少なくとも2023年の推定年俸1120万ドル(約15億4000万円)という金額では」と指摘。この5シーズンで5チーム(パドレス→レイズ→レッドソックス→ブルワーズ→エンゼルス)を渡り歩き、新型コロナ禍で短縮シーズンとなったレイズでの2020年は苦戦も、それを除けば年平均30HR、WAR2.5の成績を残している。

 右翼の守備は堅実で、肩の強さも並以上とあり「おそらくテイラー・ウォードは左翼に回ることになり、ウォード、トラウト、レンフローと、エンゼルスの外野陣はメジャー屈指になる」。一方でジョー・アデル外野手は先発の座を失ったことになり「レンフローはあと1年でFA権を得るため、エンゼルスはアデルをトレードしなければならないが、2023年は4人目の外野手になりそうだ」と控えに回ることを予想した。

 エンゼルスは今オフ、レンフローだけでなくジオ・ウルシェラ内野手、タイラー・アンダーソン投手とチームの層を厚くする3人を既に獲得。「残る大きな穴は遊撃手だ。大物FA遊撃手の誰かを狙うか、見守ろう」と見通しを述べた。

 またブルワーズについては「すでに2022年の年俸総額に近づいていたので、レンフローの年俸分とおさらばしたかったのがトレードの主な理由」と分析。すでにメジャーで活躍する可能性のある外野の有望株が豊富とはいえ「エンゼルスから充分な見返りを得られたかは疑問」と低評価となった。

(Full-Count編集部)

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