今までの長野久義ならば「いらない」　巨人復帰を歓迎も…望む“荒々しい”姿

例えば三振をしたら…「ベンチ裏で大声を発してドアを蹴飛ばしたり」をしてほしい

　例えば三振をしたらバットをへし折ったり、ベンチ裏で大声を発してドアを蹴飛ばしたり……。「努力する姿は誰だって見せられる。後輩たちが『長野さんほどの選手があれだけ悔しがるんだ、喜怒哀楽を出すんだ』と心拍数がガンと上がる行動が大事。背中で引っ張るというのは、そういうことだと思う」。それこそが原監督が長野を獲得し、求めている役割の一つなのかもしれない。

　巨人には40歳の中島宏之内野手がおり、今オフはソフトバンクから39歳の松田宣浩内野手も加わった。長野を含めた3人全員が愛されるキャラクターでベテランの右打者だ。

　だからこそ、岡崎氏は長野に「“極ワル”になってもらいたい。“ちょいワル”じゃなくて」と大変身を期待する。「そうしたら三人三様の個性が見れるでしょう」。中島は西武、2年間渡米し、オリックスを経て巨人在籍は4年。「長野の他の2人は、巨人にやっぱり若干の遠慮があるのでは。それができるのは長野だけじゃないかな」。

　岡崎氏は自身の高校時代の思い出になぞらえる。「いい先生って覚えていないでしょ。今の時代はいないんだろうけど、怖い先生の方が覚えている。僕は柔道部の顧問をしていた体育の先生を今でも覚えていますよ。締め落とされたから（笑）。例えは悪いかもしれないが、長野にはそういう荒々しいプレースタイルを見せてもらいたいですね」。

（Full-Count編集部）