積極補強のエ軍、来季予想は84勝 大幅増もPO圏届かず…米記者「まだ終わっていない」
番記者が見る補強ポイントは遊撃手、救援投手、先発投手
大谷翔平投手が所属するエンゼルスは今オフ、低迷打破へ積極補強を続けている。しかしMLB公式のウィル・レイッチ記者は「止めるべきではない。彼らは大物遊撃手の争奪戦は避けるかもしれないが、中堅どころの打者や投手には目をとどめておくべきだ」とさらなる補強が必要だとした。
すでに今季29発のハンター・レンフロー、巧打好守のジオ・ウルシェラ、先発左腕タイラー・アンダーソンを獲得した。野球専門の米データサイト「ファングラフス」の予測システム「ZiPSプロジェクションズ」によると、来季は84勝と予想。今季の73勝からは大きく上積みも、地区優勝したアストロズの106勝、プレーオフに進出したマリナーズの90勝にはまだ届かず「数人の手堅い選手を補強して、その選手が最大限のパフォーマンスを見せれば、プレーオフに近づく」とみている。
同サイトのエンゼルス番ボリンジャー記者も「まだ終わっていない、エンゼルスはウインターミーティングで更なる補強を目指している」との見出しで、遊撃手、救援投手、先発投手をポイントにあげた。
ライセル・イグレシアスをトレード期限で放出。11月28日(日本時間29日)にクリス・デベンスキーを獲得したものの、「救援陣の補強は依然、最優先事項だ」という。大型補強を敢行する場合は資金が必要だけに「あとどれくらいつぎ込むのか? エンゼルスには埋めるべき穴がまだ複数ある。残りのオフシーズン、どれくらい積極的に動くかは興味深いことだ」と述べた。
(Full-Count編集部)