源田は「動画と全然違った」 圧倒的な差も…西武19歳・滝澤夏央が放つ“164cmの魅力”
湧き立つ悔しさ「シーズン終盤は自分のミスや課題ばかりが気になった」
一日も早く1軍の試合に出場するという目標を掲げ入団し、その目標をシーズン序盤に達成した。プロ初出場の試合は「いろいろなことが初めてで、あまり覚えてないです。あっという間の時間でした」と話すが、結果は4打数1安打。快音が自信に繋がった。
「あれで勢いがついたかなと思います。プロに入ってすぐに1軍に呼ばれて、いろいろ分からない部分もあった中で、ピッチャーのスピードやバッターの打球に、まだまだですけど、ついていけた。『意外といけるな。やっていけるかな』と思うことができました」
ルーキーイヤーは48試合に出場して打率.224(85打数19安打)、4打点の成績で終えた。デビューを果たした嬉しい気持ちはすでに過去のこと。「シーズン終盤は自分のミスや課題ばかりが気になりました。1軍で経験させていただいたことを、来年以降に生かしていきたい」と、悔しさを口にする。
アピールポイントは、スピードだ。「体格の大きい選手には負けたくないという気持ちがあります。この身長だからこそ輝ける部分があると思っています」。力強く話す19歳は、小柄な身体で厳しいプロの世界を生き抜いていく。
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)