想像超える精密さに美女キャスターも衝撃 投球を“丸裸”にする「ラプソード」とは?

「NHKワースポ×MLB」の情報キャスターを務める菊池柚花さん【写真:伊藤賢汰】
「NHKワースポ×MLB」の情報キャスターを務める菊池柚花さん【写真:伊藤賢汰】

NHKのメジャーリーグ情報番組でMCを務めた菊池柚花さんがリポート

 皆さんこんにちは! 菊池柚花(きくち・ゆうか)です。今年はNHK BS1「ワースポ×MLB」の情報キャスターとして、野球の奥深さを学びました。もっと野球の技術を学んで、私もいつか始球式にお声かけいただけるように、球速アップのチャレンジをしていきます。今回、お邪魔したトレーナーさんに使わせてもらった「ラプソード」。女子でも難しいことなく、使うことができました。

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 いつか始球式の大舞台で、バッターがのけぞってしまうほどの豪速球を披露したい。そんな日を夢見て、目指すは球速100キロと意気込む私に、内田さんが見せてくれたのは……。謎の機械、その名も「ラプソード」。片手で抱えられるほどの非常にコンパクトな見た目ですが、高性能カメラとレーダーを搭載した超ハイテク弾道測定器です。

 マウンドと捕手の間にセットすると、一球一球の球速や回転数、変化量などありとあらゆる投球データを割り出し、事細かく解析します。野球経験のない私にとっては見慣れない機械でしたが、現在プロ野球やメジャーリーグのほとんどの球団で導入され、球界では今や一般的になりつつあるとのこと。近年は高校や大学、さらには少年野球チームにまで、ラプソードは裾野を広げているんです。

 ボールを1球投げれば、ほんのわずか数秒後には投球の全てを分析し、数値化して示してくれる。自分が投げた時の感覚を残したまま、時差なく投球を振り返ることができるという点は、ラプソードの大きな強みでもあります。投球を客観視できれば、今まで気づけなかった癖や弱点も見つけることができます。何度も測定し、データの統計を自ら分析していけば、課題は一目瞭然。感覚だけではない、データで裏付けされた改善点を少しずつ調整し、何度も繰り返し修正していく。そうすることで、自分の投球の輪郭を浮き彫りにし、目指す理想の形へと近づけるのです。

 また、様々な球種やピッチングフォームを気軽に試せるという側面もあります。投球の幅が広がったり、今までは気付けなかった新たな強みを発見できたりと、ラプソードを活用することで自分に合った最適なピッチングに出会えるかもしれません。

最先端技術に感動「これから必死に投球練習に励もうと決意」

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