中日は“お金がない”から最下位やむなし? 10年前から14億円減…低年俸と直結する低迷

燕の24億2970万円は球団最高値、中日は2012年から約13.7億円減

 セ・リーグでは36億4770万円(平均6632万円)でリーグトップの巨人が5年ぶりBクラスの4位に沈んだ。一方、連覇を飾ったヤクルトは24億2970万円で巨人に次いで2位。この額と平均4050万円は、記録の残る1980年以降では球団最高値で、勢いに乗るチーム状況が反映されている。

 最下位に終わった中日は年俸総額19億223万円でリーグで最も低かった。年俸総額で最も高かったのが2012年で32億6910万円。当時と比較して13億6687万円も落ち込んでいる。成績も低迷が続いている。

 今季2位に躍進したDeNAは前年比7.3%増の22億3920万円でリーグ4位だった。昨年は最下位に沈んだが、オフに複数年契約を結んだ選手も多く、そうした効果が現われたのかもしれない。

 今季の両リーグ成績を見ると、ソフトバンク、楽天、巨人の“高年俸3球団”は優勝を逃した。だが、最下位の日本ハム、中日は年俸でもリーグで一番低い。やはり低年俸は低迷に直結すると言えそうだ。

【表】最下位チームはお金でも下位に…各球団の支配下選手の合計&平均年俸

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