オリックス阿部翔太、約5倍増の4000万円で更改 2年目の30歳が大昇給「予想以上」
今季は44試合に登板して1勝0敗3セーブ22ホールド、防御率0.61
オリックスの阿部翔太投手が7日、大阪・舞洲の球団施設で契約交渉に臨み、年俸830万円から3170万円増の4000万円で更改した(金額は推定)。
プロ2年目の今季は44試合に登板して1勝0敗3セーブ、22ホールド。防御率は脅威の0.61をマークしリーグ連覇、日本一に貢献した。ルーキーイヤーの昨季はわずか4試合に登板し防御率7.36とプロの壁に跳ね返されたが、150キロに迫る直球とフォークを武器に今シーズンはリリーフエースとして活躍した。
チームで平野佳に次ぐ登板数。大車輪の活躍を見せた右腕は会見で「活躍して1年目なのに良い評価をして頂いた。予想以上でした」と笑顔。来期に向けては「(5倍増は)来年の活躍を期待してのことなので。上げてもらった分、活躍したい。今年のようにファンの皆さんと良い思いをして、笑いたい」と意気込みを口にした。
日本生命に所属していた2020年のドラフトではオリックスから6位指名を受け入団。高校、大学、社会人を経験し当時、28歳の“オールドルーキー”として注目を集めていた。安定を捨てプロの世界で勝負をかけた右腕が大きな夢を掴んだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)