日本ハム、鷹の人的補償は“宝の山” 地元出身の逸材、かつてのドラ1も漏れる?

過去の選択は圧倒的に「金銭補償」だったが…

 素材買いであれば、昨年のドラフト3位で北海高から入団した左腕の木村大成投手もいる。今オフの日本ハムは狙ってか偶然か、FAで獲得した伏見寅威捕手や、トレードの齋藤綱記投手(ともに前オリックス)と、北海道出身者の獲得が相次いでいる。木村は新球場「エスコンフィールド北海道」がある北広島市の出身だ。

 日本ハムの泣き所の1つとなっている捕手では、谷川原健太が注目される。外野も守ることができ、その強肩をかつて新庄剛志監督が絶賛したことがある。内野では、今季2軍ウエスタン・リーグで29本塁打したリチャードが漏れそう。ただ2年連続で1軍では打率1割台で、荒っぽさをどう考えるか。

 過去のFA流出時に日本ハムが選んできた補償は、圧倒的に「金銭のみ」が多い。2004年の北海道移転後に獲得した人的補償選手は、2013年に鶴岡慎也捕手がソフトバンクへ移籍した際の藤岡好明投手だけだ。当時と今回の共通点は、シーズンが最下位に終わったこと。どのような選択をするのか、しばらく注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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