DeNA笠原が入団会見 新天地に不安「人見知りなので…」 京田と再び同僚に安堵

入団会見に臨んだDeNA・笠原祥太郎【写真:宮脇広久】
入団会見に臨んだDeNA・笠原祥太郎【写真:宮脇広久】

背番号は中日時代と同じ「47」に決定

 現役ドラフトで中日からDeNA入りした左腕・笠原祥太郎投手が14日、横浜市の球団事務所で入団会見を行った。背番号は中日時代と同じ「47」に決定。奇しくも今季まで付けた砂田毅樹投手が京田陽太内野手とのトレードで中日に移籍したばかりで、空き番となっていた。開口一番「心機一転、強いチームに入ってこられて、うれしく思います」と語った。

 球界屈指の“素朴さ”が魅力の左腕は、横浜の印象を問われ「都会できれいな街、という印象」と早くも面食らっている様子。今季まで敵だったベイスターズについては「打線がつながりますし、破壊力もある。投手陣もリリーフ、先発にいい選手がそろっている」と述べた。

 自他ともに認める人見知りで、移籍に緊張していた27歳。ただ先月にはチームメートだった京田陽太内野手がトレードでDeNA入りしており「人見知りなので、京田がいるだけで心強い」と一安心のようだった。

 来季から本拠地となる横浜スタジアムではこれまでにも、2017年10月3日に3安打3失点でプロ初完投。ちなみにこの時は、今回の現役ドラフトで入れ替わるように中日へ移籍した細川成也外野手に3ランを浴び、打線の援護なく黒星を喫している。2019年3月29日に開幕投手を務め、5回無失点(勝ち負けはなし)に抑えたのも横浜スタジアムだった。

 DeNAでは、同じ左腕で1歳下の東克樹投手とシーズンオフに自主トレを一緒に行うなど親交がある。やはり左腕の浜口遥大投手とは同い年で、大学時代の大学日本代表選考会などで面識がある。

 2016年ドラフト4位で新潟医療福祉大から中日入り。史上初めて、新潟県の大学から社会人などを経ずに直接NPB入りした選手だった。2年目の2018年には6勝を挙げ活躍したが、開幕投手を務めた2019年に不整脈を発症。最近3年間は故障もあって、計1勝(4敗)にとどまっていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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