22登板で防御率0.00もまさかの“戦力外” 無双右腕が「お払い箱」になったワケ

ドジャースへのトレードが発表されたJP・ファイアライゼン【写真:Getty Images】
ドジャースへのトレードが発表されたJP・ファイアライゼン【写真:Getty Images】

ファイアライゼンは今季22登板で防御率0.00を記録した

 今季勝率10割&防御率0.00の“無双右腕”がレイズから事実上の戦力外である「DFA」となり、14日(日本時間15日)にドジャースへのトレードが発表された。先日右肩の手術を受け長期離脱が決定的になったこと、新戦力獲得などでロースターの枠を設ける必要が生じたことなどが理由と見られ、米メディアは「DFAとなったことに驚く人もいるだろう」などと伝えている。

 29歳のJP・ファイアライゼン投手は今季レイズで22登板(2先発)4勝無敗1セーブ、防御率0.00。24回1/3を投げて25奪三振と圧倒的な投球を見せていたが、6月上旬に故障離脱。以降は登板機会がなく先日、右肩関節唇と腱板の修復手術を受けた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、少なくとも4か月間は投球できず、地元紙の番記者は復帰が8月下旬になると伝えている。

 一方、球団はフィリーズからFAになっていた右腕ザック・エフリン投手と3年契約を締結。フェイエレイセンはロースターの関係でDFAとなったという。もちろん、キープしたまま来春キャンプ開始時に60日間の負傷者リスト(IL)に入れることも可能だったが、他にもシェーン・バズ、アンドリュー・キットレッジの両投手がトミー・ジョン手術から回復途上。フェイレイセンを含めた3選手をILに入れる余裕はないと判断したようだ。

 記事は「2022年にセンセーショナルなシーズンを送ったので、DFAされたことに驚く人もいるだろう」と伝えている。故障に泣かされた不運の右腕は新天地で復活を遂げられるか、注目される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY