「覚悟しておけ」13年契約に早くも“脅迫” 嫌われ続ける474億円男の運命

カルロス・コレアにブーイングするドジャースファン【写真:Getty Images】
カルロス・コレアにブーイングするドジャースファン【写真:Getty Images】

因縁の相手がライバルジャイアンツへやってくる、ド軍ファンの反応は…

 ジャイアンツが、ツインズからFAとなっていたカルロス・コレア内野手と13年総額3億5000万ドル(約474億円)という巨額契約を結んだ。これに対し、同地区でライバルチームのドジャース地元紙は、早くもコレアに浴びせられるブーイングを予想している。

 ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シェイキン記者は、「覚悟しておけ、カルロス・コレア。ドジャーファンは最も大きなブーイングをお前に送るだろう」と“脅迫”めいた見出しで移籍を報じた。

 NPBに比べると、MLBファンが選手にブーイングを送る文化は色濃い。ライバル球団の看板選手が打席に入るだけでもブーイングが浴びせられるが、ドジャースファンからしてみれば、コレアはサイン盗みをしていたとされる2017年のワールドシリーズで敗れた“因縁の相手”でもある。

 さらにその後、2019年にドジャースのコディ・ベリンジャー外野手がアストロズがまた不正をしていると示唆したのに対して、コレアは「事実を知らないんだから、黙ってろ」と発言。ファンの怒りを増幅させた。

 同記事では、ジャイアンツの主砲として長年活躍したバリー・ボンズを引き合いに出し、コレアはステロイドを使用したボンズと同等、もしくはそれ以上のブーイングを浴びるだろうと予想している。

 シェイキン記者は、「コレアは今も昔も、永遠に2017年の“インチキ集団”アストロズの“顔”なのだ」「憎きジャイアンツで、2035年までプレーする契約を得た。まだ生まれてもいない(ドジャースファンの)子どもたちに、両親はなぜ彼にブーイングしているのか、将来説明しなければならないだろう」と嫌われぶりをつづった。ライバル球団にやってきた“因縁の相手”はこれから13年間、ドジャースファンから罵声を浴び続けプレーすることになる。

(Full-Count編集部)

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