683億円の大補強“金満”メッツの問題点 千賀の加入で盤石布陣も…影落とす不安要素

入団会見に臨んだメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
入団会見に臨んだメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

米メディアが高額選手を分析して問題点を指摘した

 ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使してメッツ入りした千賀滉大投手が19日(日本時間20日)、本拠地シティ・フィールドで入団会見を行った。仲間入りしたメッツには、超高額契約選手がそろう。米メディア「ノースジャージー.com」が高額トップ5選手を分析し、問題点を分析した。

 メッツは今オフ、補強に5億ドル(約683億5800万円)近くを費やしている。投手で最高額なのがマックス・シャーザーで3年1億3000万ドル(約179億円)。移籍1年目の今季は最初の8登板で5勝1敗、防御率2.54、59奪三振の滑り出しに「その金額に相応しいことを証明した」というが、5月に内腹斜筋の張りで、9月にも内腹斜筋を故障して離脱した。それだけに「メッツはシャーザーに(フィジカル的に)持ち応え、シーズンの大事な局面で活躍してもらう必要がある」と述べた。

 次いでエドウィン・ディアスが5年1億200万ドル(約139億円)。今季はサイ・ヤング賞投票9位、MVP投票16位の活躍も「キャリアに浮き沈みの性質があることかもしれない」を懸念点にあげる。防御率は2019年5.59、2020年1.75、2021年3.45と顕著で、優れた直球とスライダーに次ぐ「普段から頼りにできる3つ目の球を持っていない」と指摘した。

 デグロムとの再契約を逃して2年8660万ドル(約118億円)で獲得したジャスティン・バーランダーは、来年2月に40歳を迎えるだけに「幾分不安もある」という。それでもサイ・ヤング賞3度を誇り、トミー・ジョン手術から見事に復活を果たしただけに「シャーザー同様、メッツはバーランダーに重要な場面で奮起してもらう必要がある」と求めた。スター選手たちは巨額の投資に見合う活躍を見せることができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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