エンゼルスは来季も「残念ながら地区4位」 積極補強は高評価も…米メディア激辛の理由
大谷翔平はオフにFA、プレーオフ進出を真剣に狙うチャンス
来季、2014年以来9年ぶりとなるプレーオフ進出を目指すエンゼルスは、今オフ精力的に補強を進めている。現在のままなら、大谷翔平投手は来オフにFAとなるため大きなチャンスだ。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」は今オフの補強を「A-」と高く評価。一方で「残念ながら地区4位になる」と厳しい予想を突き付けている。
エンゼルスは今オフ、FAのタイラー・アンダーソンやカルロス・エステベスと契約し、先発とブルペンに実績ある戦力を加えた。野手でも強打の外野手ハンター・レンフローや、三塁を中心に複数ポジションを守れるジオバニー・ウルシェラをトレードで獲得し、層を厚くしている。
記事はこの動きについて「エンゼルスはショウヘイ・オオタニの、おそらくアナハイムでの最後となる年にプレーオフに進出するため、なんとかチームを強化しようとしている。それは評価されるべき」と指摘。マイナーリーグの層が薄い中から要員をひねり出して、期待できる野手をトレード獲得したとしている。
さらに「オオタニ、トラウト、レンドン、ウォード、レンヒーフォ、うまくいけばウォルシュが復活するラインアップにこの2人を加えれば、少なくとも机上では素晴らしい戦力に見える」とラインアップの充実を評価した。
ただ、チームの成績は相対的に決まる。同じア・リーグ西地区のレンジャーズはFAのジェイコブ・デグロムを獲得するなど昨オフからの大型補強路線を続けており、今季21年ぶりにプレーオフ進出したマリナーズも手を緩めてはいない。記事は「シアトルとテキサスもこのオフシーズンに動いている。エンゼルスは少なくとも、もう1つ大きな動きがない限り(2023年は)アリーグ西地区で4位になる」と厳しい予想を突き付けている。
(Full-Count編集部)