王監督も拍手…“鬼返球”が「これぞドンピシャ」　松坂も安堵、色褪せぬ驚異の爆肩

阪神、西武、楽天、オリックスと渡り歩いた高波文一のレーザービーム

　伝説の試合で起こった影のファインプレーが再脚光を浴びている。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeは「平成 パ・リーグ プレイバック」として過去の名試合や名プレーを公開。阪神、西武、楽天、オリックスと渡り歩いた高波文一外野手（現・ソフトバンク4軍外野守備走塁コーチ）のレーザービームに「これぞドンピシャ」との声が寄せられている。

　ソフトバンクの松中信彦内野手が3本塁打を含む4打数4安打の大暴れ、最後は西武のエース・松坂大輔投手から劇的サヨナラ弾を放った2005年7月15日の試合。6回に西武の右翼手・高波が爆肩で失点を阻止した。2死二塁から城島が右前に運ぶと、二塁走者の松中はホームへ激走。高波のノーバウンドの送球を捕手の細川が捕球すると、走者をブロックする形でホームインを防いだ。ソフトバンクの王貞治監督も思わず拍手を送っている。

　パ・リーグTVは「【鬼返球】一体誰が…『“驚異のレーザービーム”で得点許さず』」と動画を紹介。ファンからは「肩良すぎ」「いま見ると、がっつりコリジョンしてるなって思う」などとコメントされている。本塁での衝突（コリジョン）を防止するための規則「コリジョンルール」は、2016年1月から正式に導入されている。