ジャイアンツも大谷翔平獲りか ジャッジら逃し“失態”続きも10年700億円級の契約準備
今オフはジャッジ、コレアら大物FA選手の争奪戦で惨敗も…
ジャイアンツが来オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手の獲得争奪戦に乗り出す可能性を米ラジオ局WEEIが伝えた。今オフの補強戦線ではここまで惨敗中。「来オフにショウヘイ・オオタニを獲得する資金を温存することができる。つまり災い転じて福となすかもしれない」と報じた。
今オフはア・リーグ新62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ外野手の争奪戦でヤンキースに敗退。合意報道のあったカルロス・コレア内野手に至っては身体検査の結果で入団会見が直前に延期。メッツにさらわれた。「(コレアが)メッツと12年契約で合意した時、状況は『悪い』から『最悪』に変わった。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者がジャッジがジャイアンツに入団すると先走った情報を流して、後に謝罪するという悪夢もあった」などと今オフの苦戦ぶりを伝えた。
ただ、一部で10年700億円級の超大型契約が予想されている大谷獲得へ資金を残したのは確か。「ジャイアンツがジャッジやコレアを狙ったということは、大金を注ぎ込む姿勢の表れ」と指摘し、「投打ともに圧倒的な活躍を見せているオオタニのFAは前例のないものになる。その日が来れば、ジャイアンツにチャンスはあるだろう」と伝えた。
3度のワールドシリーズ制覇に導いた名捕手バスター・ポージーが昨季限りで現役引退。サンフランシスコにスター選手は不在となっている。「オオタニと幸運にも契約することができたチームは大当たりになる。チケット売上、グッズ売上、テレビ放映権などで穴埋めすることができる。オオタニが母国に近い場所ということに重きを置けば、(西海岸にある)サンフランシスコの立地は、東海岸のレッドソックスやメッツと比べて、優位に働くかもしれない」と見通しを示した。負けっぱなしで終われない。ドジャース、メッツが参戦する可能性が伝えられる中、来オフのジャイアンツに注目だ。
(Full-Count編集部)